NF・日経高配当50ETFの紹介【1489】
高配当ETFといえばVYMやQYLDなど米国高配当ETFが有名だと思います。
米国株高配当はもちろん優秀ですが、円安は購入できる株数が減り、円高では円ベースでみた資産額や配当金が少なくなってしまいます。
このような為替リスクがネックで日本株の高配当ETFを探しており、「NEXT FUNDS 日経平均高配当株50指数連動型上場投信」が気になりましたので情報をまとめたいと思います!
日経高配当50ETFの概要
銘柄コード | 1489 |
銘柄正式名 | NEXT FUNDS 日経平均高配当株50指数連動型上場投信 |
略称 | NF・日経高配当50 ETF |
対象指数 | 日経平均高配当株50指数 |
対象指数の概要 | 日経平均高配当株50指数(日経高配当株50)は、日経平均株価の構成銘柄のうち、予想配当利回りの高い原則50銘柄で構成される株価指数です。 |
売買単位 | 1口 |
信託報酬率(年率・税込) | 0.3080% |
分配金支払い基準日 | 毎年1月、4月、7月、10月の各7日(年4回) |
日経高配当50は日経平均採用銘柄のうち予想配当利回りが高い50社に投資するETFです。
単純に利回りが高い株ではなく、予想配当利回りが高い50銘柄が対象になります。
必ず50社という訳でなく、原則50銘柄です。
信託報酬率は0.3080%と米国高配当ETFと比較すると高めで、分配金は年4回になります。
構成銘柄
業種別比率は銀行が最も高くなっています。
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三井住友やみずほといった銀行業や、JTなど高配当で名前の聞いたことのある銘柄が組入れられています。
株価推移
2022年6月のレポートから引用したチャートです。
2017年からほぼ横ばい状態となっています。
分配金利回りと推移
7月22日の分配利回りは4.44%と悪くない分配金利回りになっています。
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単位:円 | 2017年 | 2018年 | 2019年 | 2020年 | 2021年 | 2022年 |
1月 | 74 | 90 | 103 | 105 | 107 | |
4月 | 443 | 558 | 604 | 569 | 587 | 918 |
7月 | 62 | 74 | 73 | 21 | 100 | 177 |
10月 | 477 | 544 | 572 | 465 | 616 |
日経高配当50ETFのメリット
・分散投資
すべての銘柄を購入すると何百万以上必要ですが、このETFは4万円で約50銘柄に分散投資ができます。
仮にどこかの銘柄が倒産しても、全額資産がなくなることは回避できて致命傷をさけれることがメリットです。
・高利回り
日本で分散を利かせて約4%の利回りというのは、やはり魅力を感じます。
個別株では最低でも何十万円かかると考えると、際立つのは手軽さです。
円建て高配当ETFは貴重で、特徴的なETFだと言えると思います。
デメリット
・大きな成長が見込みづらい
必ずとは言えませんが、高配当株は成長性が低い株が多いです。
したがって、株価自体が大きく伸びることは期待しにくく、あくまで配当金が狙いになります。
成長性が限定的ですが、一方で値動きが安定的とも言うことができて長期投資向きですので、デメリットを見極めることが重要だと感じます。
日経高配当50ETFは先に述べたようなデメリットがありますが、自動で円建て資産で配当金がもらえることが魅力です。
購入を検討したい銘柄の一つですので、今後も注目を続けたいと思います!